ロハス生活 COLUMN
日本プロバイオティクス(株)社長・中川 優のロハス生活に関するコラム。
皆さまのロハス生活のお役に立てれば幸いです。
ロハス生活 COLUMN 第35回 硝酸態窒素はどこから -1
衣替えの季節になり、前々回の硝酸態窒素の話から
1月以上経ってしまいました。夏至まで20日を切り、
夕方でも日が高く自転車乗りには有り難い限りです。
さて、硝酸態窒素< NO3-N >。
なぜこれが野菜などに一杯含まれるかといいますと、“肥料”が原因です。
植物を育てるのに窒素分は必要不可欠で、これがないと植物は茎や葉など自分の体を作れず成長
出来ません。肥料の3大栄養素=窒素( N )・リン酸( P )・カリウム( K )の一つです。
そしてその肥料の元はどこから来るかといいますと、「空から」「海外から」。
「空から」というのは、大気の約80%がそうと言われている窒素です。
そう、硝酸態窒素< NO3-N >は N (窒素)が必要です。
この材料である窒素は、この大気中に含まれる窒素を取り込んで固体にする技術が出来て、これを
使って肥料を作っています。いわゆる化学肥料です。空気を利用する、それも大気の8割を占める
窒素を利用するんですから、無尽蔵ですね。次々に土に窒素分が増え、それを吸収した植物も窒素
で一杯です。硝酸態窒素がたくさん出来ます。
そして、こちらの方が問題ですが、窒素分は「海外から」来ます。
家畜の餌としてです。豚・鶏・牛の飼料として大量にアメリカや南米などから輸入されます。
かれらの成長に都合の良い穀物類や大豆などが、アメリカの食料輸出政策によりどんどん輸入されています。食の欧米化もその一環かと思います。
結果として、とうもろこしなどは自給率1%未満。
とうもろこし1本に当てはめると、一般的なとうもろこしの粒の数は500−600ヶ程度のようですので、このうち数粒だけが国産で、それ以外は全て外国産。また95%は米国産。
怖いですね。
一般的な家畜は、このとうもろこし割合が高い配合飼料を餌として食べて成長します。
大豆も多く含まれていますが、こちらは4%。搾油用がこの比率を押し下げていますが、味噌・醤油・
豆腐・納豆など毎食いただいている食材としてはなんとも心許無い感じです。
私もお味噌汁・豆腐・納豆など好きで良く食べますので、農家さんを応援せずにはいられません。
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