ロハス生活 COLUMN 第7回
日本プロバイオティクス(株)社長・中川 優のロハス生活に関するコラム。
皆さまのロハス生活のお役に立てれば幸いです。
ロハス生活 COLUMN 第7回 ‐四国行き・後編2‐(完結編)
引き続き、四国路の旅のお話しを致します。
ビールを飲ませて見事に差しが入った霜降り「 M ●牛」。確かに旨味が多く、
口の中で蕩けてしまう贅沢感。
ああ、これが日頃のご褒美か・・・
となるわけですが、実は監督官庁の関係者から伺った怖い話があります。
「今じゃビールではなく、差しを入れるための特別な餌を食べさせて、牛は完全な生活習慣病。
相当数は糖尿病で片目が見えず、癌まで罹っているのもいる。」
それを、死ぬ前に食肉にしてしまっているのでわからない、というなんとも気味の悪いお話しです。。。
つまり、消費者の嗜好に合わせ、最初は良い生産方法だったかもしれませんが、しばらくすると企業の論理で“コストを下げる”という作用が働き、ただ“味”と“見た目”だけ残して中身は・・・
当然ながら、あれだけ差しが入ったお肉は、人間の肝臓で言えば“脂肪肝”(脂肪30%以上)。
肝炎などの肝臓病予備軍です。その牛も生活習慣病で不思議はありません。現場では巨体を持て余し、目も見えず、よたよたする可哀相な牛になってしまっているそうです。
そういえば、先日 NHK の朝の番組でも、赤身の NZ 産牛肉に、ベルトコンベアの流れ作業で、
無数の針で脂分に食品添加物を混ぜたものを機械的に注入。
すると、ばっちり差しが入った見事なステーキ肉に大変身との放送をしておりました。
では、お安い霜降りステーキは、人工物!?
片や“阿蘇の赤牛”。
巨体を翻して、雄大な阿蘇の大地を走り回っているそうです。
その分差しはなし(少々)。しかしやわらかくて美味しく、放牧なので低コスト。
大丸デパートでもリーズナブルな価格でとても人気があるとのことです。
「健康に育ったものを、健全にいただくおいしさ。」
我々消費者も、やはりこれを目指さないといけないのではないでしょうか?
<消費者が食の現場を変える>
「不健康な育てられ方をしたものを食べ、自分も不健康になり、病気を抱えて生きていく・・」
これは、ロハスの思想と全く逆な、“続かないシステム”と言えましょう。
やはりロハス志向の皆様とは、自然の恵みとしての“その食材の本来の美味しさ”をご一緒に追求して
いただきたいと思います。それが、
「環境負荷を最低限に留め、いつまでも続くシステムの中で生きていく」ということでしょうから。
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