ロハス生活 COLUMN 第8回
日本プロバイオティクス(株)社長・中川 優のロハス生活に関するコラム。
皆さまのロハス生活のお役に立てれば幸いです。
ロハス生活 COLUMN 第8回 自然が奏でるハーモニー・宮崎にて
8月の25.26日に、宮崎県日向市で開催された「いのちのつながり」
という食育をテーマにしたイベントへ出掛けてきました。
日向市より山に向かって30分ほど車で上った、美しい緑の山に囲まれた「牧水公園」という、
歌人若山牧水の記念館もある公園で開催されました。
会場の横を流れる坪谷川は、ダムが全くない珍しい川だそうで、ここを遡上する天然鮎は絶品で、
東京の高級料亭はここの鮎を指名買いされるほどだそうです。
残念ながらこちらを賞味させていただくのは次の機会となりましたが、毎食地物のおいしい食材をいただくことが出来、自然に囲まれた緑多き土地で目の保養も出来、とても健康になった気がしました。
特に、当時まだ東京は寝苦しい夜を過ごしていたわけですがロッジ風の小屋で窓を網戸にしておくと、恐らく気温20度を若干上回るベストの温度の中、川のせせらぎの音と、そよ風がそよぐ音に包まれて
意識が遠のいていく幸福感に、「安眠」「快眠」とは、まさにこのこと!と、現代の贅沢とは何かを考えてしまうものでした。
では何故、日中は36・37℃にもなるところで、夜はそんなに涼しくなるのでしょうか?
東京との違いを思い知らされてしまうのでしょうか?
勿論ある程度高いところ(約100m?)ということもいえるでしょうし、アスファルトやコンクリも少ない。
それにプラスして、山と川、そしてそこにある緑と、そこで活発になっているであろう生態系ではないで
しょうか?
古来、というと大げさかもしれませんが、夏の暑さを和らげる京都の町屋の見事な工夫の数々。
中庭を設け緑を入れ打ち水をする。もともと熱を保持しにくいうえに気化熱を奪うので、温度が微妙に
下がる。すると、室内や玄関に近い方と温度差が生じ、そちらへ風が渡る。
その風によって風鈴が涼しげな音を奏でる。場合によっては鹿威し(添水)も。。。
驚きですね。
ただ、これらは自然が奏でるハーモニーを、英知によって人工的に再現したものと言えましょう。
牧水公園では、横に清流があり、森からの風が夕方から吹いてくる。
朝は小鳥の囀りが聞こえ、エサがある虫がいること、虫がすめる植生があること、などが
想像できます。
結局詰まるところ、本物は、豊かな自然が繰り出す「音」「風」「空気感」といった物は、バラエティにとんだ植生や生き物たちに支えられているわけです。山や川もそうですね。
彼らが快適な生活を支えてくれる...
ということでしょうか。
その最も底辺で全てを支えているのが、私は“有用な微生物達”だと思っています。
この弊社の大きなテーマである「有用な微生物との共存」のお話しは、また次回。
このイベントで参加した「パネルディスカッション 自然と食のサミット」について書かせていただくときにさせていただきます。
最後に、牧水の名歌を挙げておきます。
幾山河 越えさり行かば 寂しさの
終てなむ国ぞ 今日も旅ゆく
旅が好きだったようですが、それに勝る酒好きで43歳で早世してしまったようです。
うーん、私は日本酒は1合しか飲みませんから‥本当はもっと飲みたいけど・・・
皆様、飲みすぎには注意しましょう!
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