ロハス生活 COLUMN
日本プロバイオティクス(株)社長・中川 優のロハス生活に関するコラム。
皆さまのロハス生活のお役に立てれば幸いです。
ロハス生活 COLUMN 第11回 食育イベント〜いのちのつながり〜前編
もう 11 月になってしまい、年末が近づいていることに焦りを覚えます。そんな中、 8 月に参加しました宮崎での「食育に関するフォーラム」について、まだご報告していなかったことを思い出し、慌てて書いております。
こちら、正式には「いのちのつながり in 牧水の里 日向東郷」というイベントでして、そのパネルディスカッション「自然と食のサミット」と題されたコーナーに参加しました。
日頃お世話になっております、日本で唯一“環境保全型の農家の集まり”として農水省に認可を受けた農業組合である「九州環境保全型農業協同組合」の代表理事をされている後藤さんの紹介で、同組合が共催しているこのイベントに参加しました。
後藤さんについては、「 Natural Style 6 号」にも特集されていますので、ご覧になってください。
ディスカッションのパネラーは、「農からの医」を説く公立菊池養生園名誉園長の竹熊宜孝先生や、 50 年にわたり無農薬・無化学肥料での農業をされている池崎さん、食育もテーマにすえてお子さんへの情操教育にも貢献されているテノール歌手の勝田さんや、前述の後藤さんなどです。
お歳を言っては失礼ですが、竹熊先生73歳、池崎さん82歳、後藤さん 79歳と、悠々自適を決め込んでいてもおかしくない立場の方が、とにかく少しでも多くの方へ食に関すること、これは「生きる」ということに繋がるから重要なことなのですが、つまり豊富なご経験の中で「食育」について積み重ねた知識やノウハウを、より多くの方へ伝えたいと頑張っていらっしゃいます。
池崎さんは、大勢の聴衆を前に、「私はマイクは要らない」と地声でかくしゃくと力強くお話しされました。その半世紀にわたる無農薬・無化学肥料野菜の食事に培われた「生命エネルギー」に圧倒されます。「伝えていかなくてはいけない。」という使命感のような気持ちをヒシヒシと感じます。
やはり、「人間を突き動かすのは気の持ちようなんだなあ。」と前号の平野大統領の言葉を思い出します。
さて、ここでの主役は、公立菊池養生園名誉園長「竹熊 宜孝」先生(医学博士)です。
あるサイトに出ていた先生評は次の通りです。
健康であるためには、まず食べ物が安全でなければならない。そのためには、その源である農業が健全である必要がある。人の健康−食物−農業の因果を見極めつつ「医は農に、農は自然に学ぶ」という独自の理念を構築する。 “ 毎日が毒ばかり食う時代 ” が口癖。薬づけ医療や薬づけ農業の問題を探る一方で、地域医療の有り方や真の医術について研究。
治療の合間にユーモアたっぷりの「養生説法」をされ、依頼があればどこでもお越しいただけるようです。「健康は食べ物から、食べ物は農業から、農業は土から」ということで、同園内で野菜作りをされ、牛や馬も飼っているそうです。
「生き物は全て、土から離れて生きていけないんだ。勿論人も。
だから子供にも農業に触れてもらって、生きていく本質を理解して‥」
とユーモアを交えた中にも、力強くおっしゃったのが印象的でした。
まさにその通りだと思います。
これが、私がアレンジしますと、さらにそこにいる「微生物(バイオ)」が重要だ、と説明します。
<次号に続く>
過去のロハス生活 COLUMN 一覧
・・ 2007年10月 |
||
・・ 2007年10月 |
||
・・ 2007年9月 |
||
・・ 2007年9月 |
||
・・ 2007年9月 |
||
・・ 2007年8月 |
||
・・ 2007年8月 |
||
・・ 2007年1月 |
||
・・ 2007年1月 |
||
・・ 2007年1月 |
||